ゲームメーカーは、とかく閉鎖的になりがちなもの。
しかし、やはりある程度オープンな姿勢なくしては、ユーザー層との意思疎通がうまくゆきません。
そこで今日は、ニトロプラス企画部、別名シナリオチームの日常をダイジェストでご紹介したいと思います。
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●ザンパンマン
捨てられた食品の怨念から生まれた反英雄(アヴェンジャー)。
飢えた人のところへ飛んでゆき、「ぼくの残飯をお食べ」と、自分の食い残しを与える。
与えられた人は、飢えているので、酷く汚いそれを食べるしかない。
人々は彼を憎むが、飢えからは救われる。故に反英雄。
彼は常にアソパソマンの先回りをして、この行動を行う。
アソパソマンは彼を非難するが、一応人助けには違いないので完全に否定することもできず、悩みあぐむ。
そんなアソパソマンを嘲笑うかのように、彼はその悪意ある救助活動を続け、決してやめようとしない。
無為に腐り、散っていった幾多の食べ物たちの憤怒にかけて。
最終的には、彼の与えた残飯を喜んで食べるホームレスに出会い、改心する。
以後は人々の残飯を集めてホームレスのもとへ届ける正英雄に。
●冷やしカップめん
夏発売をにらんだニトロの新作として企画。
水で作れてうまいカップメンとは如何なるものかを見出すのが当面の課題。
冷やしホットケーキ、冷やし鍋焼きうどんなどの別案も有り。
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いえ。何が言いたいかと言いますれば。
突然ついついなんとなく上のようなものを思いついては白熱したディスカッションを繰り広げてしまうのが、おおむね企画部の日常ということなんですが。
ところで今日は発売日にして最終回。
二ヶ月余りのお付き合い、ありがとうございました。
もしこの上「刃鳴散らす」にまで手を伸ばして頂けるのであれば、奈良原無上の幸いです。
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