SF×マカロニウェスタン=『続・殺戮のジャンゴ』
マカロニウェスタンの要点とは、スタイルと方法論のみで、実のところ時代考証やリアリズムは皆無である。小道具においては謎のバルカン砲からリモコン爆弾ロボまで何でもアリ。カンフー使いの東洋人も座頭市まがいの盲目ガンマンも、平然と許容するのがマカロニ節である。
本作では、Niθをキャラクターデザイン/原画に起用するにあたり、彼のパフォーマンスを最大限に発揮させるため、あえて舞台設定をSFとした。遠い未来、銀河の果てにある砂の辺境惑星で、人類のみならず異形のエイリアンたちまでもが、西部開拓時代そのままの暮らしを送る異世界である。交通は馬と鉄道。武器はリボルバー拳銃止まり。しかしながら未来的デザインも存在する。摩訶不思議な西部劇ワールドの誕生だ。Niθ曰く「極力素でやってますね。こだわっているのは、うーん、そうですね、あえて言うととにかくB級おいろけを目標にしています。」(エンターブレイン刊「テックジャイアン6月号」より抜粋) 3D制作チーム・ポリゴン番長の3Dワークも加わり、よりSF×マカロニウェスタンという世界観を盛り上げるNiθのビジュアルワークに目が離せない。
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