『月光のカルネヴァーレ』を、異才J・さいろー氏が、鮮やかかつ妖艶にノベライズ!
自動機械人形のフォーラを連れ、アジトに戻ったアレッシオが見たものは、子供たちとフォーラの兄・ノヴェラの無惨な亡骸だった。 茫然自失の彼が警察車両の窓から見たものは、人形の首を引きちぎり満月に咆える人狼のシルエット!
仮 面の男が放つ刺客からも狙われ、フォーラとの絶望的な逃避行を計画するアレッシオ。甘い声でフォーラが囁く。「私の瞳みたいに青い海を見て過ごすのよ。時 が過ぎるのも忘れるくらい
」。黒髪ギャングと壊れた人形が奏でる御伽噺の結末は
? 小説版『月光のカルネヴァーレ』堂々完結!