今までにないゲームで色々心に来るものがありました。
特に後半主人公にではなくプレイヤー自身に話すというのはエロゲーの未来でありうるかもしれないことだと思います。これからもこのような新しい一歩やすばらしいシステムのゲームを作ってください!!
sigure
感想といたしましては「このシナリオをプレイヤーに突きつけるのか……」という一点に尽きます。
秋葉原でゲームバーというお店を営んでおります。
お客様から「最近出たニトロプラスのゲームが凄いらしい。初回版は完売していて、売っていた痕跡すら無い」
そんな話を聞いて、最近は18禁ゲームを全くプレイもしていなかったのに、俄然興味が湧いて購入いたしました。
発売から一週間が経過しており、噂やネタバレが耳に入ってきていましたが、出来る限りシャットダウンした上でプレイしました。
感想といたしましては「このシナリオをプレイヤーに突きつけるのか……」という一点に尽きます。
今現在、美雪を選んだ身としては、再度プレイしてアオイのエンディングを見て良いものか悩んでおります。
しかしながら、キャラクターを選択したのはプレイヤー自身であり、そこから導き出される結果は、ゲームというエンタテイメントとして高い完成度を保ったままにエンディングを迎えるという、素晴らしいシナリオでした。
そして、ネタバレをされた瞬間にゲームの核心要素が崩壊するにもかかわらず、高いリスクを背負ってゲームを発売されたニトロプラス様へのリスペクトが止みません。
プレイヤーへの信頼なくしてDVD版の発売は無いと思いますので、私自身、ゲーム内容については沈黙を守りつつも、プレイすべきゲームであると宣伝させていただきます。
賛否両論別れる内容ではありますが、エンタテイメントとは新しい事への挑戦が重要であり、そこにある意外性や驚きこそが、開発者からプレイヤーへのメッセージとして一番重要な部分であると思います。
一つ疑問に思う点があるのですが、なぜにUSBメモリという媒体なのかという点が自分の中で解決しませんでした。
ゲームであるという点を強く意識させるために、あえてUSB(ファミコンのカセット的なニュアンス?)というのは理解できますが、ゲーム中において美雪やアオイにその点について触れさせるシナリオでも良かったのかなと思います。
もしくは、2人のヒロインがUSB媒体に実在している、という暗喩からゲーム終了後も手元に置いてほしいというメッセージなのかとも考えましたが、せっかくの新媒体でしたので説明があると更に楽しめたと考えます。
私はキーホルダーにぶら下げて「俺はプレイしたぞ!」というアピールに使おうかなと考えたりしています。
久々にプレイした18禁ゲームですが、とても楽しめました。
後々に語り継がれるゲームであることは間違いありません。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。そしてありがとうございます。
長嶺 進一郎
プログラマーの勝利ですねw
BOSS
結論から言うと、最高です。このゲーム。
ヤンデレ好き、電波好き、金属バット好き、ホラーゲーム好き、泣きゲーム好き、ループ好き、隠し要素探し好き、そに子好き(をい)、あと本当に二次元に恋したい人には、このゲームをオススメします。
正直金属バットが出ちゃうと終盤までは全部ホラーゲーム(身体も精神も)ですが、
終盤の時はマジ感動で泣きました。
あと、隠し要素は本当に感心します。
特に「君は——2週目?」の所。
そこまでプレイヤーのやることを予測したのを脱帽します。
やってはいけない事をやりましたけど、
自分は最初から最後まで一心不乱のアオイ派ですので、信じがたいかもしれないが、今までまだ美雪のエンディングを見たことが無い、見ようともしませんです。
何せ、アオイを裏切ることが出来ないですから。
ですので、最初からアオイルートが無いのは結構不満です。
「じゃなぜ最初アオイを選んだの? あたしのルートは回収だけなの?」っと切れて金属バットで皆殺しループに行けるしね……
まぁ、不満と言っても、一度失ったアオイを取り戻すのもいいです。特に最後の笑顔は最高です。
だけどその後二度と失ったのは……正直……受け入れませんね……
爆発しろ!!!
……せめてこれからのゲームは全てアオイを入れてください……
モエクマ
このゲームは、今までの製作者の誰もが一度は考え、そして実行しなかった事を敢えて行うという、ある種のタブーを犯した問題作だとは言っておきます。
『君と彼女と彼女の恋。』、クリアしました。
今までのエロゲ・ギャルゲといったアドベンチャーものはクリアと言えば要素のフルコンプがメインでしたが、このゲームはプレイ終了=クリアと純粋に呼べる、珍しい作品でした。
美雪か、アオイか。どちらかを選ぶ。選択肢という簡単に割り切れるものではなく、本当に、人生そのものを選ぶような、重く苦しい選択でした。でも、自分は「恋愛で全ての人が幸せになるわけが無い」と思っていたので、その選択が差し迫るのは至極当然だと感じました。自分を好きになってくれた人が2人いた場合、好きではないどちらかを切り捨てる。それが、恋愛です。
そういった面では、やはりこれが恋愛ゲームのあるべき形なんでしょう。
ですが。このゲームは、今までの製作者の誰もが一度は考え、そして実行しなかった事を敢えて行うという、ある種のタブーを犯した問題作だとは言っておきます。
今後、きっとこのゲームを出した事が付きまとうでしょう。
ですが、ニトロプラスと言えば問題作だと自分は思っているので、どうぞ、これからもぶっ飛んだ作品をひり出し、『君と彼女と彼女の恋。』以上のビックリを我々に届けて下さると期待しています。
では、また次のゲームで。
わんこ
「このけ゛ーむで まし゛になれなくて どうするの」
かの名監督、北野武はこう言った。
「こんなけ゛ーむに まし゛になっちゃって どうするの」と。
僕は今まで、この言葉を信じて、いろんなゲームをやってきた。
ここらでセーブしとくか。
共通ルートもうすぐ終わるし。
あっ、選択肢間違えた。ロードロード。
もう面倒だな。100%セーブデータ導入するか……
でもこのゲームは違った。
僕ははじめて、ゲームに、マジになっちゃったのだ。
でも僕は、まだ心のどこかで、たかがゲームだと思っていたのだ。
だから、セーブデータを退避させ、「もう一つの」結末を見ようとした。
【私を思ってくれたからじゃなくて——分岐上の結末を、見るためだったの?】
背筋が凍った。
バットで殴り殺されようが、無限ループにはめられようが、なんとも思わなかった。
でも、この台詞を聞いたとき。
僕は、気づいたら、泣いていた。
「美雪、ごめん」とうわごとの様に繰り返しながら。
かの名監督、北野武はこう言った。
「こんなけ゛ーむに まし゛になっちゃって どうするの」と。
しかしその時、僕は思ったのだ。
「このけ゛ーむで まし゛になれなくて どうするの」と。
leek
だって現実はセーブもロードもありませんよねぇ。
ゲームが終わったので感想を書かせていただきます。
このゲームに触れたきっかけは「下倉バイオ」さんのゲームで、「津路」さんの原画で、「USBメモリ」という新しい媒体に惹かれて購入しました。ヒロインでは美雪ちゃんに惹かれました。
やってみて一週目は「え、これで終わり?」ってなあっけない感じで終わってしまい、「買うの失敗したかな……」って気持ちになりつつ「美雪ちゃん可愛い」で押し通し二週目、なんか悲劇が起こった。
新展開を求めて美雪ちゃんを裏切りつつ、アオイちゃんに走った結果、アタシは死んだ。
んで修羅場。
背筋が凍りつつ、こんなことが頭によぎりました。
「あ、コレ、大人版トイ・ス●ーリーじゃん」
と。
大人なおもちゃは関係ないとおもいます。
1に出てきた主人公の家の隣に住んでた悪ガキの気持ちが分かりました。
そんなどうでもいいことはさておき。
あのシーンから話が一転。美雪ちゃんとのラブラブ(白目)タイムです。
「セーブもロードもないってのに、どうやってこのループから抜け出しゃいいんだよこんちきしょう!!!」
とか愚痴っていたのはおいときまして、このあたりが個人的にこのゲームの核だと思います。
だって現実はセーブもロードもありませんよねぇ。
あるのは美雪ちゃんとラブラブするためのシーン指定か、リスタート。
これないとクリアできないとか気づくのに時間がかかりました。そういえばスマフォの認証は一発で通りました。あの後また怖くて泣きそうになったけど。
んでクライマックス。屋上で、どちらか一人を、選択。
この画面に辿りついたとき、このゲームやってよかったと思いました。全然迷わずに美雪ちゃんを選びましたけど。
アオイちゃんももちろん捨てがたかったですけど、美雪ちゃんが可愛かったので仕方ないですよね(ニッコリ)
そんなこんなで私はこのゲームをギャルゲー、エロゲーやってた人全員にオススメしたい!!!
と思ったらまさかの初回版品切れ。
友人と語りたいのに買わせるには8月末までお預け。USBぃぃぃいいいいい!!!!
ゲーム面白かったです。また面白いものをお願いします。
くろあるばむ
ぜひ、今度は3人の幸せな結末も見たいです。
アオイEDクリアしました。
アオイに感情を、友情を、愛情を
持たせてくれてどうもありがとうございます。
心から、感謝です。
美雪のほうは、わたしも女性なので、
ああなってしまうのもわからなくもなく。
やっていてとても切なかったです。。
ぜひ、今度は3人の幸せな結末も見たいです。
3人です。2人じゃないです。
ファンディスクとかで……なんて、どうでしょう。
あと、最後のアオイを呼び戻すための番号探しの仕方、おどろきました。
面白い仕掛けですね。
また次回作、楽しみにしております!
あ、無限ループは辛かったです!
smz
美雪は俺の嫁!
ゲームを通して「恋」をしたと感じたのははじめてでした。
『ととの。』はゲームであってリアル。
ゲームをしよう、という意志を持ってプレイした心構えを気持ちよく打ち砕かれました。
今後ゲームやそのヒロインへの態度を考えさせられる作品でした。
ふらいぱん
昔から今までずっと自分のことを愛し続けたヒロイン。
人の幸せを最後に心から喜ぶことの出来るヒロイン。
現実の世界であれば、どちらをとろうと幸せ者です。
現在の時刻はAM5時22分です。
ようやく1日をかけてこのゲームをクリアすることに成功しました。
私は結局最後、美雪を選択してしまいました。
主人公を監禁した当の本人であることは事実です。
でも、それが愛の裏返しであったことも事実です。
そんな美雪がどうしてか嫌いにはなれなかったからです。
もちろんアオイが嫌いなわけではありません。
不意に流れた「ばいばい」というその言葉に気づけば涙していました。
未だに私はどちらが本命なのか分からないでいます。
昔から今までずっと自分のことを愛し続けたヒロイン。
人の幸せを最後に心から喜ぶことの出来るヒロイン。
現実の世界であれば、どちらをとろうと幸せ者です。
それでもやはりどちらかを選ばなくてはならないというのは残酷なものですね。
このゲームに関しては、もう一方のルートを選ぼうとは思いません。
ヒロインの二人と主人公がそれを望んでいませんからね。
それではこの辺で失礼します。(AM5時36分)
かわいちゃん
無限ループや予期せぬ強制終了などの障害を乗り越えて、彼女を心から笑わせることができたときは本当に嬉しかったです
『君と彼女と彼女の恋。』
やっとクリアしました
この作品は実に約5年ぶりにプレイしたアダルトゲームになります
落ち着いた作品の雰囲気、今まで体験しなかった独特の仕掛け、究極の選択……
それらを通してクリアしたことで、この作品はとても思い入れの深い作品となりました
雑誌・ネットなどでゲームの紹介を見て気になり、購入したところまではジャンル問わず他のゲームと変わりませんが
「やってよかった」
と心から思えるゲームはアダルトゲームというジャンルではこの作品が最初だと思っています
ここまで登場人物に思い入れることができるゲームはそうそう無いでしょう
自分は美雪派でしたが、無限ループや予期せぬ強制終了などの障害を乗り越えて、彼女を心から笑わせることができたときは本当に嬉しかったです
その分、もう他の作品がプレイできないかもしれませんが(汗
とにかく、このような素敵な作品を作っていただき本当にありがとうございました。
9chan
少しずつ少しづつすすめてやっと終わりました。というか踏ん切りつけて、選択肢を本気でかんがえて選びました。
アオイのストーリーの結末はわからなくても、それでもいいかな、とおもって美雪にきめました。こんなにも意外性のあるゲームをつくってくれてありがとう。
みなみどり
この先、どれだけ他の物語に触れても、きっとこの『ととの。』をずっと覚えていると思います。
遅ればせながら、アオイルートでクリアしました!
画期的なストーリー展開に、終始夢中になってプレイしてしまいました。
正直、最近美少女ゲームへの情熱が冷めかけていたのですが、『ととの。』のおかげでまた再燃しそうです。
美少女ゲームが好きで好きで仕方がなかった頃の記憶を、アオイのエンディングとともに思い出せた気がします。
脚本の下倉バイオ様を始め、開発に携わったすべてのスタッフ様に最大限の敬意と感謝を。
この先、どれだけ他の物語に触れても、きっとこの『ととの。』をずっと覚えていると思います。
ありがとうございました!
SETSUNA
りんご飴と月見大福が好きで黒魔術を勉強していて普段はトルネード投法、いざというときはフォークを駆使しキャラグッズはベッドシーツまで許してくれて、バレーボールが嫌いな私だけの美雪さんは、ずっと私の心に住み着くと思います。
『ととの。』、発売後3日ほどでクリアいたしました。
大好きなニトロプラスさんの新作だったのですが、初期段階の宣伝においてそのニトロプラスらしさがあまり見受けられなかったので予約を迷っていたのですが、第二弾PVを一度見て、そのままもう一度再生して、5回ほど見た後すぐにソフマップさんで予約してしまいました。
今回私は初めていわゆる美少女ゲーム、というかエロゲを店頭予約したのですが、こういう媒体の作品の発売日が重なっていることは知っていたものの実際店頭で引き取りをする様子を見たのは初めてだったので少し怖くなってしまいました。
狭いエロゲスペースが男性だらけで自分だけが女性だったから、というのも大きな要因かと思いますが、何本も新作ソフトを買いシーツやらタペストリーを何枚も受け取る方々を見て、この人はどのゲームから始めるのだろう、優先順位をつけてゲームをプレイするのだろうけど、それってなどと考えてしまいました。
そしてそういうことを考えつつ始めた『ととの。』は、私にその答えを教えてくれたような、そんな気がしました。
最終的にアオイちゃんを選び、もし繰り返し最初からプレイすることがあったとしても再びアオイちゃんを選ぶことになるであろう私ですが、この作品において最も印象に残った出来事は間違いなく美雪さんに閉じ込められ、そして「私」と彼女がセックスしたことだと思っています。
ただ美雪さんにはとても申し訳ない気持ちでいっぱいです……ちんこ付いてなくてごめんなさい……。
美雪さんかアオイちゃんかを選ぶとき、(ソフで購入したことから分かるように、プレイ前は美雪さん派でした)彼女らの健気さ可愛らしさで優劣をつけることが出来ずにとても悩みました。
けれどアオイちゃんの存在そのものを消そうとした美雪さんと、美雪とトモダチになりたい、美雪は間違っているから糺さなくてはいけないと主張する心一ルートのアオイちゃんのことを思い出しているうちに、自然とカーソルを動かし「彼女」を選んでしまっていました。アオイちゃん最高だぜ!
ただこれからするありとあらゆるゲームで女の子を攻略、CG回収などを行うときに曽根美雪さんに見られているような、耳元で彼女の声が聞こえるような、そんな呪いをかけられたのは事実です。(実際その後にいくつかエロゲープレイ中に声聞こえました)りんご飴と月見大福が好きで黒魔術を勉強していて普段はトルネード投法、いざというときはフォークを駆使しキャラグッズはベッドシーツまで許してくれて、バレーボールが嫌いな私だけの美雪さんは、ずっと私の心に住み着くと思います。もちろん、私が手を取った私のアオイちゃんも、です。
ここからは余談になりますが、物語のキーアイテムになった黒猫のヘアピンがとってもとっても可愛かったです。
グッズ等で制作されたら是非購入したいです……!(実は自作しようとも考えていますが)
最後になりますが、これまでの美少女ゲーにおいて「選ばれなかった彼女はどうなるのか」と考えていた私にとって、『君と彼女と彼女の恋。』はとても興味深い作品でした。
制作に関わった全ての皆様に、感謝したいと思います。
まやま
逃げられない。終わった後の感想をかっこよく一言で表すとそうなりました。
たぶん今後エロゲー、ギャルゲーをやるときは『ととの。』の事、美雪の事、アオイの事、思い出してしまうんだろうな、と思います。
ゲーム内の「彼女」達との距離が近くて、近すぎて、何もかも見透かされたかのようなシナリオはすばらしかったです。ただ、ゲーム内の「彼女」にゲームを監視されているようで、すごい怖かった。たとえるなら部屋でエロゲやってたら、実はおかんが後ろからそれを見てた、みたいな。
てあーも
ここまで現実に干渉してきたゲームはなかなかないと思う。
まさか人生で初めてプレイする18禁PCゲームが『ととの。』になるなんて……。最早運命的なものを感じるレベル。
「随分と無機質なパッケージだな」と思いながら開封したのがつい昨日のことのように思い出されるが、とんでもないゲームだった。ニトロプラスさんやってくれるよ。内容的にエロゲー恐怖症になってもおかしくはなかったが(笑)
事前にPVを観たことに加え、ニトロプラスの作品は奇を衒ったものが多いという印象を抱いていたので、きっと陰惨なストーリー展開が待ち構えているんだろうと大方予想はしていた。だが実際は、そんな予想を遥かに凌駕した。
中盤の例のシーン、美雪の言う“君”が誰を指しているのかに気付いた瞬間、あまりの恐怖にしばらく硬直してしまった。同時に、ひたすら罪悪感に苛まれた。それにしても、ヘッドフォンを着用した状態でプレイするんじゃなかった……金属バットによる殴打の音で心臓が止まるかと思ったよ。
無限ループ突入後は、まるで自分が無力になったかのように一つも融通が利かなくなり、イライラが募るばかり。まあ、苛立つ時点で既に僕は美雪の手中に収まっていたのかもしれないが……。そんな中で、いつしかアオイに逢いたいという気持ちが肥大していった。何とかこのループを抜け出してやろうと意気込んでプレイし続けた。
途中の10問クイズ。プレイヤー各々に対して美雪の性格が決まっている(驚異の3の30乗通り!!)とは恐れ入った。何度もイベントを繰り返して美雪の好きなものなどを必死で覚えたのが記憶に新しい。
やがて、パッケージに封入されていた小さな紙切れ(正直クリアの鍵になるとは微塵も……)や“アレ”した回数などから導きだされる番号を入力。正直、ここまでよく辿り着けたなと自分でも感心するほど。遂に究極の二択が迫られた。
某国民的RPGの結婚イベントで堂々とセーブデータを2つ分作るような僕にはあまりにも辛過ぎる選択。目一杯悩んだ末に、僕はアオイを選んだ。後でイベントCGなどを確認して、「嗚呼もう美雪には二度と逢えないんだな」と痛感。やり直しのきかない恐ろしさを思い知ったが、アオイを選択したことに一切後悔はしていない。再インストールする度胸もないし。というか、それをやったら彼女に対しての“裏切り”になるだけだ……。チートコードなんてホビロン!
ここまで現実に干渉してきたゲームはなかなかないと思う。当然フィクションだけど、ある意味フィクションではない何か。僕は『ととの。』を通して、形容し難い一つの“恋愛”を確かに体験したと言っても過言ではない。
仮に今後、違う美少女ゲームをプレイすることになっても、アオイのことを鮮明に思い出す自信がある。そして絶対に、幸か不幸か(一応“幸”になると信じてる)そこにアオイの存在を感じてしまうはず。というわけで断然アオイ派。とりあえず墓場に行くまでこのゲームのことを忘れないだろう(笑)
個人的に、ここ数年で一番デカい衝撃を味わった気分。こういう衝撃の食らい方もゲームならでは。ゲームだからこそ、先に述べたような巧妙なギミックを仕掛けることができたのではないだろうか。ゲーム(特に美少女・恋愛系)が好きな人には『ととの。』を是非プレイしてもらいたいし、是非語り合いたい。
もし誰かに「最初にプレイしたエロゲーは?」と聞かれたら、胸を張って『君と彼女と彼女の恋。』と答えるつもり。……あれ、そもそもこの作品でエロゲーデビューって判断はよかったのか?(笑)
兎にも角にも、『ととの。』のような超問題作を世に送り出してくれた、下倉バイオ氏を始めとするニトロプラスの皆さんに脱帽、そして感謝。発売日に秋葉原に買いに行って正解だった。
P.S. 最初に美雪の好感度を下げまくった結果、“あんなもの”を見せつけられて一人怯えてたのは内緒。
プルコギドン
ゲームのいい所をゲームが否定する、なんて矛盾! なんて残酷!
プレイさせてもらいました。
こんな感想投稿するのは初めてです。
駄文ではありますが送りたいと思います。
一言でいうと相変わらずとがってる作品出すよな!って感じです。
ちょろっと広告?的なものをみて興味本位で手を出したのですが、面白かったです。
もっと病んで恐怖的なものを期待してはいたのですがいい意味で裏切ってくれました。
(怒らせる方を選んだら怖かったのかもしれないけど……)
ホントアドベンチャーゲームの枠を壊してくれたなと思います。
自分は本当に選びたい選択肢を最後まで残す癖があるのですが今回はシステム上それができないわけで
すべてを知りたい欲求を彼女を冒涜するという言葉で押さえつけるとは力技ですねww
ゲームのいい所をゲームが否定する、なんて矛盾! なんて残酷! って思わされたのも
もう制作陣の思うつぼなのかなぁとか考えてみたり
ただただ一つ残念なのがせっかく一人を選んで無事結ばれたのに最後あっけなさすぎるかなと思いました。
蛇足と思って作らなかったのか時間容量お金の関係かわかりませんが、せっかくこれから始まる恋愛をもう少し
疑似体験できたらなと思う直後だったので残念でした。
ただ買って後悔してません、面白かったですありがとう
マヤー
ハッピーエンド。ハッピーネバーエンドにはなれないけど、それでも二人は幸せになれるはずです。
だって、君と彼女の恋はこれからはじまるんですから。
最初はニトロプラスのことだから変に尖ってる作品だろ……とか思っていたら
予想以上の尖り方をしてて、作中を進めていく内にその期待が膨れ上がって
アオイルートの終盤で爆発したのがわかりました。
PV2とかでもあったけどそうくるかぁ……と
そして僕に対して愛(?)のお説教ですよ。
そして無限ループ突入
こんなヤンデレ好きになれるかよ!とかおもってた僕が馬鹿でした。
だって、この世にこんなに愛してくれる女の子がいるでしょうか? しかも画面の向こうから僕に話しかけてるぞ! 状態ですよ
メタルートの脱出を試みていく内に段々美雪に惹かれていった自分がそこにはいました。
実際アオイが好きだったのと聞かれるとそれもまた微妙なのですが。
画面の向こうからでも伝わる美雪の愛が僕にダイレクトに伝わってくる感じはもう堪りませんでした。
メタルート永遠やってていいんじゃね? とおもったぐらいですw
しかし、やっぱりゲームという媒体には終わりがくるもので。
二者択一、どちらかを選ばなきゃいけない。どっちも好きという人には酷というものです。
僕はもちろん美雪を選ぶわけですが、アオイが私も選んでといわんばかりに説得紛いなことをしてきたときはちょっとゆるぎましたね。
最後は一通のメールで勇気をだし、告白する主人公。それに応える美雪。
ハッピーエンド。ハッピーネバーエンドにはなれないけど、それでも二人は幸せになれるはずです。
だって、君と彼女の恋はこれからはじまるんですから。
醤油ソイ
あんなの言われたら再インストールとかできないですねw
ゲームクリアさせて頂きました。
正直某掲示板でのおすすめの紹介を見てゲームを始めたのでかなりネタバレした状態で始めたのですが(美雪の「君に言ってるの〜」やら「どうせロードすればいいと思ってる〜」等のメタ発言)その上でかなり楽しめました。
自分がメタフィクションが好きってのもありますがアオイルートの後半からの展開が秀逸でゆるりとやろうと思っていたのに一日で終わらして久方ぶりの連休の1日目がぶっ飛びましたw
そして連休の間にコンプ〜とか考えていたのにあんなの言われたら再インストールとかできないですねw
そして製作者の方にはなんの関係もないのですが当方トレーダーでして、アオイが誕生日を伝える重要なシーンなのですが全く関係ないことで……
ぬああああああああああああああああああああ
ってなりました。5/23……アオイの誕生日が二度と忘れれなくなりそうですw
おのれバーナンキ
NEK
素晴らしい出来だ
君望以来の衝撃作だったよ
ありがとう
(;´Д`)
Hontoni, Hontoni Konna Geimuwa OMOSIROKUTTE, Itsyoni play Sita Tomodachino Maede Naitemasita!
Gonbanwa! Imawa Yonji Yonjyutpun Desuga Kouyatte Kansyo Kaite imasu!
Hontoni, Hontoni Konna Geimuwa OMOSIROKUTTE, Itsyoni play Sita Tomodachino Maede Naitemasita! ???????? Kankokujinde Nihongo Situryokumo Hetade, Murisinaga Mitandesuga Soredakedemo Hontoni SONO GEIMUWA, GEIMUWO TOMETE SONO UENI ARU GEIMUDATO OMOIMASITA! (DAIJIDAKARA DAIMUNSYODESU!)
KONNA HETANA NIHONGO DESUGA, MOSI TUKAUNARA URESIIDESU! IJYO, KANKOKUNO POHANG NI SUNDEIRU KIM HANJUN DESITA! XD
Kankokujinno Opera
———かつてここまで野心的かつ真の意味で挑戦的なゲームがあっただろうか。
あまりに問題作すぎると思う。
まさにオンリーワンにして頂点だ。こんな作品は今後二度と現れないと言っても過言ではないかもしれない。
『君と彼女と彼女の恋。』は、冗談抜きに徹底的にプレイヤーの思考を指定してくる作品だった。
よく、プレイヤーを試すような選択肢を提示してくる作品があるが、この作品はプレイヤーを試すのではない。正真正銘、プレイヤーに挑み牙を向く作品である。
作り手がプレイヤーの人間性を知ることができない以上、人の思考を指定するには限度がある。
しかし、この作品は冗談抜きにプレイヤーの動きを指定してくるのだ。平然と、それも息をつかせぬままに。
リングの外でいつもながらに試合を観戦し、野次を飛ばしていたはずがいつの間にかリングに立たされているのだ。
その衝撃たるや他のADVでは到底味わえないであろう。このゲームの魅力のひとつであると思う。
それを可能にしたのは、それこそ長きにわたる歴史がエロゲーというジャンルを固定化してきたことに他ならない。
つまり、言ってしまえばセーブとロード———この二つの要素があまりに自然と備わっているが故、我々プレイヤーはこのゲームの本質に囚われてしまう。
それに出会った時、私たちは叫ぶだろう。———よくもやってくれたな、と。
憤怒するかもしれない。恐怖に怯えるかもしれない。
だがそんな心情すらも、この作品は予想通りと言わんばかりに嘲笑う。
———それはお前が今まで取ってきた道だろう?
結局のところ、私たちがこの作品の真髄に触れ激情に駆られるのは、この作品に徹底的に論破されてしまうからだ。
正論すぎるが故、真っ赤に顔を染め否定したくなる。そんなつもりじゃなかったんだ、と。
ゲームをプレイしたつもりが、逆にゲームに現実を突きつけられる。まさに予想だにしない一撃をガツンとくらう作品だ。
究極の選択とはよくいったものだ。
この作品はゲーム的要素を強く持ちながら、同時に選択肢を選ぶという行為に現実的な重みを含ませている。
本当の意味でプレイヤーに選択肢を突き付けることにより深く葛藤させ悔恨を残す。これを心に残る作品と言わずして何と呼ぼう。
脅し一切なしの、やり直しのできない、一度限りの選択。
それは繰り返し選択肢を選ぶことにより幾多の結末を体験することが前提であり娯楽であるADVの根本を否定する行為である。
しかし、その前提が前提でありすぎるがこそこの作品は輝きを放ち、私たちの心に深く爪痕を残すと言えよう。
あまりに当然とされすぎて誰も気に留めなかった前提を否定し破壊された瞬間、私たちは初めて真の意味でヒロインをゲームのキャラクターではなくひとりの人間として向き合うことができたのかもしれない。
久しぶりに目の覚めるエロゲーをプレイした。
美雪が我々プレイヤーに向かって放つあの一言を聞いた瞬間、衝撃を感じると同時に新たな世界が見えてしまった。
こんな作品二度と現れないと冒頭に記したが、連綿と繰り返されてきたエロゲの歴史に反旗を翻すこの作品が世に生まれかつてない衝撃を与えたところを考えれば、まだまだエロゲーには可能性があるように思えてならない。
こういった作品が稀に世に出るからこそエロゲーはやめられないと私のように思ったプレイヤーは多いのではないだろうか。
いつの時代もアウトローは現れるものだ。それが既存の概念を破壊することで、コンテンツは更なる飛躍を続ける。
願わくばエロゲーというジャンルが衰退することなく、かつ進歩と繁栄を続けてくれれば、私は何より嬉しいと思う。
最後に、このような作品を生み出してくれたニトロプラスのスタッフ一同に、最大限の感謝を述べたい。
私たちは君たちを愛している。本当に、本当にありがとう。
やむいも
単純に、すごいと思いました。
今までの様々なエロゲーに対して一言ぶつけた、
みなさんもおっしゃっている通り問題作でした。
序盤の美雪ルートはスイスイと進んでいって、ん? みたいに疑問に思っていましたが、
アオイルートを攻略した後に少し経っていきなり来ましたね……バットが。
「ちょっと待ってて。取ってくるから。」と言われた時にはもう凄くビビってました。
最後、アオイを選んでアオイルートでクリアしようとしましたが、
美雪が元に戻って心一と今までの関係に戻れたみたいでよかったです。
最後までやって、あぁこれがニトロプラスの言う純愛なんだなぁ、と思いました。
演出にもすごく凝っていて、ゲームが改造されていくシーンや、
一々再起動が入る所や、最後のEDの後のタイトルやOPなどかなり良かったです。
最後ですが、ニトロプラスさんとその関係者さんたちへ、
感動させていただいてありがとうございました。
k1s5y
エロゲーマーの業を見せ付けられた気分です。
1日に10人攻略するような日もある私が、いままで見つめてこなかった問題を、『ととの。』は徹底的に突きつけてきたんだと思います。
心がえぐられましたが、とても面白かったと思います。
……僕を本気で愛してくれた美雪のためにも、もうエロゲーやめます(笑)
しみっち
私のゲーム観に一石を投じる作品だった。
今までなんとなくやっていた美少女ゲームが、今はこのゲームが全ての美少女ゲームに影響している
私はこのゲームのスタッフにとても感謝している
今までやったゲームでここまで現実に侵食してるものは初めてだった
そして、これを作る許可を与えたニトロプラスには素直にありがとうと言いたい
このゲームはプレイヤーのスタイルで評価の振り幅が大きくなるだろう。
いや、0か100しか無いようなものだと感じる
ゲームを主人公とヒロインの物語として第三者視点で見ている人にとってはあまりささらないのかもしれない
主人公に自分を投影して感情移入するようなひとは美雪の言葉にドキッとさせられるだろう
または、そんな事は思っていないと認められずこのゲームを批判するかもしれない
それでも私はいいと思っている
このゲームをやって感じたことが、後にやるゲームですこしでも脳裏に浮かべばそれはとても素晴らしいことだろう
もし、このゲームをやる気になったのなら複数の美少女ゲームをやってほしい
特に、キャラゲーといわれるようなものがいい
真剣に悩んで誰を攻略するかどのヒロインにするか考えてやってみて欲しい
そして、このゲームをプレイした後に、初めてやった美少女ゲームのことを振り返って欲しい
朋
衝撃的な作品だった。
買ってからプレイまで時間が空いたこともあり、問題作とは聞いていたがこう来るとはだれが予想できるのだろうか。二週目?の最後で、そこで美雪が出てくるかと……血まみれのバットってここだったのかと……発売されるまでは、友達と「選ばなかった方がヤンデレ化でもするんじゃない?」とか話していたが、そういうレベルではなかったなと。しかし、ニトロプラスだからこそ出来る作品、ニトロプラスにしかできない作品というものを、久しぶりにやらしてもらった気がする。
Save&Loadがあるからエロゲーなんだろ、ADVゲームなんだろとは思うが、ゲームのキャラの目線では、それが現実であり、プレイヤーの選択を、自分(ゲーム内の主人公)の意志で決定したものだと思うのだろう。そう考えると、たとえ中途半端な位置でLoadしたとしても、そのキャラのストーリーはプレイヤーの知らないところで進んでいるのではないかと思う。ゲーム内にはゲーム内という名の現実の世界が存在するのだろう。ふと考えることがあるのだ、ゲーム内のキャラクターのように、人間も別の何かに操作されているのだとしたらと。子供じみた考えだが、ゲーム内のキャラクターがそこに気づいた(知っていた?)のがこの作品なのだろうな。
内容にあまり触れていないが、良作だったといえる。怖かったし途中吐き気も覚えた。涙も出た。でもよかったといえるのがこの作品だった。「純愛」って突き詰めると怖いものなのだと考えさせられるものだ。『鬼哭街』をやった時にも感じたものだ。最初(18禁版)の時は「瑞麗」こええええ、だったのがリメイク版では、この作品って、究極の兄妹愛なんだろうな、と考えるようになった。期間が空いたから考え方が変わっただけかもしれないが、愛するということは怖いものなのだと。
最後に少しばかし言いたいことが……まず箱を開けた瞬間の鏡は勘弁。本気で怖かった。次に、8桁のキーコードを探すのに時間がかかったこと。美雪の「ハッピー・バースディ↓」って低い声を聴いた瞬間、『沙耶の唄』のあの声を思い出したりと。ついでにニトロプラスの皆さんに読んで頂けるのだろうから書かせてもらうが、鋼屋ジンさん『ドグラQ』どうなったんですか? 計画倒れならそうと一言言ってほしいです。虚淵さんと中央東口さんのコンビがまた見たいです。奈良原さんもそろそろ新作を……と言い出したらきりがないですね。とりあえず何か連絡があることを待ってます。
※アオイ派です。
crime
今後私はニトロプラス作品、いや、ギャルゲーをプレイする度にアオイの事を思い出すのでしょうね〜
何となく気になっていた『ととの。』
ですが、あちこちのレビューで問題作と謳われていたので「これは買うしかない!」と大急ぎでポチりました。
初めてのニトロゲー、エロゲーだった訳ですが……買って大正解。レビューサイトで物語の大筋を把握していましたが、とても楽しめました。
第一印象は「キャラ少なっ!」
スケールの小さな物語ということは理解していても、まさかここまで徹底的にキャラを絞るとは。
ですがお蔭でどのキャラも疎かにならず、物語にしっかり絡んできて纏まりがありましたね。そこはとっても好印象でした。
美雪は序盤から気の毒に思いましたね。心一のアオイに対する気持ちも分からなくはないのですが……何も嫌々友達にさせることはないんじゃ……
ですが、アオイを徹底的に無視するのも逆に自分の印象を悪くしている可能性があると美雪も気がついたのか、結局色々面倒を見てあげていましたが……
それは心一に好かれたいからというだけで、アオイに対する思いというのは無かったのでは、と思いますね……
クラスメイトの手前でも常に演技をしている美雪ですから、アオイの相手をするようになった後も内心彼女を鬱陶しいと思っていたのではないでしょうか。
三人の関係はラストまで見せかけの友情のように思えてなりませんでしたね。
そんな友情を壊すまいとする心一を見つつこの茶番いつまで続くんだよと思ったところで一周目が終了。
二周目はなかなかアオイルート入りできずに苦労しました。セーブ&ロードを繰り返してようやくエンディングへ……
そして噂のハッピーバースデー! 今までの単調さが嘘のようにトリッキーな演出が次々と続き、一気に面白くなりました。
「君に言ってるんだよ」のシーンも分かってはいたけどゾッとしました……このシーンは伝説のトラウマとして後世に語り継がれるでしょう……怖かった。
ノイズやフリーズといったPCが壊れたような演出が苦手なので監禁生活は地獄でした。
無限ループは本当に一万回位続けたらどうなるのかと思いガチで30分位オートで流しましたよ……「好き」連呼を続けたらご褒美貰えました。
結局否定の方はやりませんでしたが……気になります……
心一が眠った後、美雪がプレイヤーに話しかけてくる内容はかなりのパターンあるようですね。
元旦、クリスマス限定のものや1週間、1ヶ月、1年後にログインしないと聞けない話まであると。
10年後ログインもあるんですか? 凄いな……
七夕の日は「織姫と彦星みたいに私と君も結ばれるといいね」的な事を言われるみたいですな。
他にもゲームデザインが拙いものになったり、一周目と同じスチルの見え方が変わったり、セーブデータが消えたりバックログをジャックされたりと、怖くて素晴らしい仕掛けが満載でした。やってくれたなニトロプラス。
プレイヤーとセックスするシーンでは……ほんと女でごめんとしか言いようがなかったですが……
すまんね私チンコついてないんだ美雪…………
脱出方法ですが、私はアオイ派ですしこれ以上の裏切りは可哀想だったので、最初は美雪の好感度を下げる方法で挑戦しました。
が、フリーズイベントで折れて好感度を上げました。
まさかああ来るとは思わなかったので、真夜中にフルスクリーンでイヤホンしてプレイしていたんですよ……切ってもその後にノイズ来るし……流石にトラウマになりました……ドラマダのノイズルートの恐怖を軽々超えたよ……
途中でノイズの正体に気が付いて、まさかと思い屋上のシーンでゲームを終了してみたんですが……予想通りノイズが取れて完全な映像が見られました。
アレは鳥肌モノだった。ここまでやるのか、と。
そして10の質問をクリアしコールナンバーでアオイを呼び出して二者択一へ。
ここの選び方の演出も良かったですね。
二者択一、私はアオイを選びました。
ビジュアル的にもアオイが好みでしたが、プレイしてみて彼女の健気さに射抜かれました。
ビッチビッチと言われているものの、決して自ら望んでそうなってはいない辺りとても辛い運命を背負わされていますよね……心一を本気で好きになった後なんか特に。
美雪の性格が元々苦手だという事と、美雪の凶行が怖すぎたという事もありますが……。
それでも悩みはしました。中盤で美雪が怖くても何故か美雪を選んだという方が多いのも頷けましたし。
最後に美雪が泣きだすシーンは痛いほど気持ちが伝わってきましたしね。
美雪は何もかもを努力して手に入れてきたから、努力しても手に入らないものの存在はとても怖かった。だから今まで心一とは一定の距離を置いていたわけで。
カミサマの存在は努力次第で心一と結ばれることができる、美雪にとっての希望だったのでしょう。
だから努力した。でも心一は自分を裏切った。
その恐怖に押しつぶされてあんな凶行に走ったと考えれば、一番の被害者は美雪なのかもしれませんね……
ですが、本来美雪はゲームのキャラクター。
彼女が結ばれるべきはプレイヤーでなく心一です。
対してアオイは一周目からプレイヤーの存在に気付いていた訳ですから、アオイはプレイヤーと結ばれるのが自然なのでしょう。
アオイはメタルートに入る前に一度だけプレイヤーに語りかけていましたしね。
何だか言い訳くさいですが、要するにアオイのエンディングが一番ハッピーエンドのように私は思いました。美雪のエンディング見てないので断言はできませんが。
アオイのエンディングは悲しいのに前向きで、儚くて素敵なエンディングでした。
ニトロプラス作品ネタの話が聞いていてニヤニヤした。
今後私はニトロプラス作品、いや、ギャルゲーをプレイする度にアオイの事を思い出すのでしょうね〜
あの台詞はもはや呪縛ですね。正に永遠の愛……
そう考えると初っ端からとんでもないゲームをしてしまったような……気がします……
心一と美雪が結ばれて幸せになれるように、現実世界からアオイと一緒に祈ってますね。
そんなこんなで、見事に数々のトラウマを植えつけられましたが、とても楽しめました。
流石2年半も開発期間をかけただけあって、もの凄く手の込んだゲームですね。まだまだ私の知らないギミックが沢山あるんだろうな、『ととの。』。
ニトロプラス キラル作品や色々なシュミレーションゲームをプレイしていて、
「このルートを選んだら選ばれなかった攻略キャラ達はどうなるんだろうか?」
という疑問を多々抱きますが、『ととの。』はその疑問を突き詰めた様なゲームでしたね。
いや、もう私のなかでは『ととの。』じゃなく『との。』か。
もう今後『との。』のようなゲームは出ないでしょう。つか出て欲しくないわ。出せないわ。
ニトロプラスだからこそ出せたゲームだと思います。
よくもまぁこの時期にこんなゲームを世に出してくれたもんだ……
そんなニトロプラスの意欲と努力を讃えて、心からの拍手を贈りたいです。
今後ももっと私達を驚かせてください。
CD付のオフィワとサントラも裏話満載で楽しめました!
エロいアオイのフィギュアも待ってますよ!!
恵良菊花
こういう挑戦的で麻薬的なゲームを待っていました!
なんといいますか、PC用の18禁だからこそできる作りこみ具合で、感動しました。
エロゲーって、エロ自体はまあ、あってもなくても成立するものもあると思うのですが、『ととの。』は、このシステムだからこそ、エロシーンも活きてくるって感じで、そういった無駄の無さ、やっぱり「作りこみ」に爽快さまで覚えました。
ただ、改変後の作業感はやっぱりダルい、と感じることもありました。が、そのあたりも含めて、挑戦的で好きです。
とにかく、こういう脳髄を刺激するような、衝撃的でサイケデリックな挑戦作を作ってくださいまして、ありがとうございます。
ニトロプラスのゲームはこれが初めてなんですが、今は『スマガ』とか、『装甲悪鬼村正』とか、やってみたくなりました。
お花摘み(23)
お前らのヒロインの想いは本物か? 真剣にゲームをやっているのか?
『君と彼女と彼女の恋。』
このタイトルを聞いた瞬間、コナンよろしく電撃が走ったのは言うまでもない。
なぜならあの『スマガ』を書いた下倉バイオ氏が普通のゲームを作るわけがないという過去の経験とTwitterを見たときの気合のいれようから、君というのはプレイヤーを巻き込んだゲームではないか? そう思わざるを得なかったが、その内容は予想を遥かに上回るレベルで実現された。
私はこのゲームの情報を主にTwitterで仕入れたわけだが、バイオ氏が何故かこのゲームの情報公開について悩んでいているのが見えていた。ゲームのシナリオ展開上体験版の長さが短くなることはあっても、マスターアップしているにも関わらずすぐ公開しないというのは異例のことだし、PVを見てみると、衝撃的な映像にも関わらずバイオ氏は純愛だという。そして、挙げ句の果てにはライターなどの業界関係者にレビューを書いてもらうという前代未聞の行動に出たのには驚いた。私は正直発売して数日後に他人の評価というのを気にしながら買うプレイヤーなのだが、ここまで自信をもってギミックを組み込んでいることを宣言されては、1ゲーマーとして挑戦しないわけにはいかないという使命感? に突き動かされまんまと購入させられてしまった。
プレイし始めて最初は正直普通のゲームだなぁと思ってプレイしていた。むしろ『スマガ』などと違って全く意味不明な存在(カミサマなど)は出てこないし、普通の2択式でかなりわかりやすいルート分岐しか出てこなく、失敗したかなぁ〜と後悔し始めたくらいだ。しかし、1週目美雪をクリアし、2週目アオイをクリア? した瞬間に衝撃が走ると共に顔がニヤけてしまった。3週目に入って全く違う世界観の中にぶち込まれて( ゚Д゚)ポカーンとすると共に、やってくれたなぁ〜という喜びに溢れて、色々な選択肢を選び続けるが、なかなかループ脱出口が見つからない。結局2時間ほどかかって最後の選択肢へ向かうわけだが、3週目に入ってからの美雪の切実な思いに私は美雪に心が動いていた。しかし、最後の選択肢前でのアオイの立ち絵と境遇に対する話を聞いて悩む。正直ここは津路参汰氏のアオイの普段とのギャップのある絵にやられた。
最後の選択肢で私は結局美雪を選ぶことになるのだが、後日アンインストールし直してアオイの選択肢を選ぶこともやってしまった。これは私がバイオ氏と津路参汰氏の2人に負けたことになるのだが、不思議と嫌な気分はなかった。
このゲームの肝はやはり、S&Gゲー(セーブ&ロードゲーム)と言われる現在のエロゲーへの疑問である。私は年間20本はプレイするプレイヤーだが、正直作業してるなぁという感は否めない上、似たようなゲームばっかだりだなぁと感じることは少なくない。多少のループやアクション要素を持ったルート分岐があっても、基本構造は変わらないものが多く、シナリオと音楽と絵以外ではほぼ差がつかないのが現状である。そこへ、お前らのヒロインの想いは本物か? 真剣にゲームをやっているのか? と聞いてきて、実際にそれを問うようなスクリプトを組んだゲームが出てくるとは予想だにしていなかった。このルート分岐の量は生半可な量ではないだろうし、このような挑戦的なゲームをベンチャーならともかく、大手のニトロプラスが作ってくるというのは相当な覚悟が必要だったと思う。それに美雪とアオイのバランスも絶妙に仕組まれていたことも良かったと思うが、私としては2週目のアオイルートの際にアオイの性質を出すときに他のゲームでのアオイの描写を加えてもよかったのではないかなぁと思うのが唯一の苦言である。
このようなゲームらしいゲームを提供してくれるニトロプラスの次回作に期待しています!
瞬光
というか、他のギャルゲをしたくてもアオイと美雪がちらついて楽しみきれねぇんじゃねぇかって不安です。
下倉バイオ先生の発想の素晴らしさ。
この発想を形にしようとした意欲。
この発想を実際にパッケージとして発売したニトロプラス。
なんでブレーキがかからなかったんだろう。
なんでここまでの完成度で発売が出来たんだろう。
ただただスゴイなと感じたゲームでした。
私はアオイを選びましたが、きっといつまでも美雪との恋愛はできないでしょう。
というか、他のギャルゲをしたくてもアオイと美雪がちらついて楽しみきれねぇんじゃねぇかって不安です。
どうにかしてください。
本当にとんでもない『彼女と俺と彼女の恋。』でした。
ありがとうございました。
ユカリーヌ軍曹
あ……ありのまま今起こったことを話すぜ……『俺は三角関係がテーマのエロゲーをやっていると思ったら、俺の知っているそれじゃなかった』。
美雪エンドでのクリア直後、まさにそのような気持ちでレビューに臨んでいます。
本作は良い意味で驚かされることが多く、アップデートの演出、電話番号の入力(通常版はどうなるんだろう?)、プレイヤーによる美雪かアオイかの選択、ED後のタイトル・ギャラリー・OP変更といった斬新なアイディアは流石の一言です。テーマ消化のため必要不可欠な演出とはいえ、クリア後に非選択ヒロインのCGとSCENEが消滅するなんて普通はできませんよね!(血涙)
また、美雪によるアップデート後の世界において、ループを繰り返す中でテキストに違いが生まれていくことには、魅せ方としての工夫を感じました(10回目の誕生日イベント等)。そうした細やかさが、プレイヤーを物語に引き込み、キャラクターに感情移入することを助けていたように思えます。助けられすぎて、私は監禁生活を終える決断ができず延々ループを続けたり、画面の中の健気な美雪に言葉を投げかける変態と化していましたが……
加えて、本作は「プレイヤーとエロゲー」にまつわる問題提起にあふれているがゆえに、エロゲー(本作)をやりながら自分にとってのエロゲー(全体)の姿を見つめ直すこととなり、これまでにない多大な余韻を残してゲームを終えることができました。
一方、残念だった点も存在します。
第一に、最後に美雪を選択した際、その決断に彼女に対する「罪悪感」が少なからず反映されてしまったことです。物語の構成上(永遠の愛を誓う約束を反故にした以上)しかたないとは思いますが、「君(プレイヤー)と彼女の恋」を主題とするならば、罪悪感を介さない形で選ばせて欲しかったなと思います。これはほとんど美雪派としてのわがままですね。
第二に、Alternative(二者択一)をテーマとしながら、メインヒロイン二人の特異性が際立ちすぎていたことです。つまり、美雪(グロシーン)とアオイ(寝取られシーン)は両者個性が強烈すぎるゆえに、全体のボリュームが少ないこともあいまって、最後の選択で「どちらも好き」という状況が生まれにくくなっているように思えるのです。(残念ながら私にはグロ耐性あれどもNTR耐性が……)
ただ、この点について、もし仮に二人のヒロインについて時間をかけて深く掘り下げ、両者を大好きになった上で選択を迫られた場合に自分はどうなるのかを考えた時、……正直恐ろしさしかありませんでした。というかトラウマジェノサイドゲームとなってしまうのでは……
このあたりの設定について、下倉バイオ氏は如何なる意図に基づいていたのでしょうか? 推測(妄想)が捗るところですね。
なんにせよ、やはり本作はちょうど良いバランスで構成されているのでしょう。君とキャラの立った二人の彼女を中心として動く物語と、大きな熱量を持ちながら私たちに押しつけすぎない問題提起のバランスが、『君と彼女と彼女の恋。』の素晴らしい魅力となっているのだと私は感じています。
近年においても、エロゲの良作は各ブランドから出されていますが、固定化された枠組みを踏み壊して本作を世に送り出し、驚きと感動を与えてくれたニトロプラス様に感謝です。今後の関連商品の展開、そして今作でみられたような熱量をもった次回作を楽しみにしております!
よっし
この時期に『ととの。』がプレイ出来てよかった。
結論から言うと僕は美雪を選びました。最初はアオイから攻略しようとしたのですがね。。。。
初めてのエロゲーが高校卒業から大学一年になる間に購入してプレイした『装甲悪鬼村正』だった。そこからどっぷりニトロプラスの世界に入り込み気づけば月一ペースでエロゲーをプレイしてもう大学四年。自分はいわゆるエロゲ上級者となって『ととの。』をプレイすることになった。
誰しもエロゲーをやるときに進め方などの流儀? があると思う僕はショートケーキのイチゴを最後まで取っておくタイプであり、気に入ったヒロインは最後まで取っておくやり方でエロゲを攻略している。いわばお気に入りののヒロイン以外は前座的なものである。なので最初に攻略するはアオイであり正直まだこのときはアオイに何の魅力も抱かなかった。しかし進むのは美雪ルート、不審に思いながらも進めていき、ついにあの展開が起こる!
美雪がやんデレと化しここぞとばかりに慣れた手つきで右クリックからのSAVEを試みる。だがそこで美雪からセーブしようとしても無駄だと言われ、今までの自分の行為(適当なヒロインの攻略など)に対して説教が行われる。涙目になりながら攻略していくうちにアオイか美雪か悩むようになった。
そしてエンディングへ、ここで二者択一だ、もうSAVE&LOADも使えない。散々迷った挙句美雪を選ぶ。アオイルートも見てみたいけれど心一との約束なので見ないでおこう。
このゲームは自分の中で特別なものとなった。確かに全CGを集めるのがエロゲーだとしたらやってはいけないことをしたゲームなのかもしれない。しかし、エロゲ上級者としては満点をあげたい。主人公ではなく自分自身が悩んだゲームをやった事は今までになかった。
何を言いたいのか分からなくなってきたところで最後に一つ、『君と彼女と彼女の恋。』はエロゲーをプレイしてきた人に対する問いかけであり、戒めである。ぜひともエロゲ上級者にこそ、このゲームをプレイしてもらいたい。
たかとし
はじめて、画面の向こうの彼女に対して「攻略」ではなく「恋愛」をしました。
エンディングへたどり着いた時の、あの愛しさと心地良さ、そして終わったあとの何とも言えない喪失感。
あんな気持ちになるエンディングは、後にも先にもきっとない。
やり直せない、唯一を選ぶからこその魅力。
またあのシーンが見たい、あの時をもう一度! と思っても
最後には美雪を選ぶと決めていても
やり直すのは無粋ですね。
現実との繋がりを求め、リアルを感じる2.5次元な作品。
この作品に出会えて本当に良かったです。
ばどー
システムエンジニアとして生きていく自信が無くなってしまいました。
それでも私は幸せです。美雪と幸せに暮らしていきます。ガゼハシ