Play Review:プレイレビュー

クリエイターズ・レビュー

試されているのだ、ユーザー諸君。これは下倉バイオ氏からの挑戦なのだ。

タイトル画面に戻っていろいろ確認。噛みしめる。徹底している。妥協を許さない。自分の選択の結果を無言で突き付けられる。

試されているのだ、ユーザー諸君。これは下倉バイオ氏からの挑戦なのだ。はじめたら、目をそらすことはできなくなるのだ。その覚悟をもってプレイすべし……! 「僕も君が好きです」と言いたい。言う。

林 直孝氏

5pb.所属シナリオライター
代表作『STEINS;GATE』(5pb.)等

ゲームこそが、本当の意味で第四の壁を越えられる新しい物語だと信じていた。
いまその高みに挑戦したのは、ふたりの少女とひとりのカミサマ、そして君だ。

イシイジロウ氏

株式会社レベルファイブ所属 ゲームディレクター
代表作『タイムトラベラーズ』(レベルファイブ)、『428〜封鎖された渋谷で〜』(チュンソフト)等

ゲームプレー中に怖くてマジ泣きしたのは、39年間の生涯で初めての経験でした。

ゲーム世界と現実世界が交錯する"危うい"感覚を十二分に堪能できる怪作! 深夜2時、ひとり編集部でプレーしていたら美雪が金属バットを手に持って……ヒ……ヒィィィ!! ゲームプレー中に怖くてマジ泣きしたのは、39年間の生涯で初めての経験でした。広報のニトロくんからある程度の前情報を仕入れていたにも関わらず、その想像の遙か斜め上をいく展開に、驚かされっぱなし。「最近、ヌルイゲームばかりで物足りないぜ!」とお嘆きのユーザーにこそオススメしたい1作です。

株式会社エンターブレイン TECH GIAN編集部
まちょ羽田野氏

イラスト 切符氏より

キャラクターと一緒に、喜怒哀楽色んな気持ちが込みあげてクリア後もまだドキドキが残ってます…… この気持ちはまさしく恋!

切符氏

イラストレーター
代表作「のうりん」(GA文庫)イラスト等

こんなにも野心的な作品は、エロゲーを愛してきた人にこそ触れてもらいたい。

 2006年か2007年くらいまでだと思う。エロゲー業界は無敵の市場で、何をしてもお咎めなしの無法時代だった。大勢のならず者どもがやりたい放題、コンテンツ・ビジネス界を荒らしに荒らしていた。業界のいたるところに山師とアウトローの姿が見受けられたし、ニトロプラスだけでも“虚淵玄”や“鋼屋ジン”や“奈良原一鉄”や“下倉バイオ”がいた。こういった無法者たちが、メインストリームからかけ離れた問題作を次々と開発し、メーカー経営者を恐怖のどん底に沈めていた暗黒時代があった。良い時代だった。本作を終えて、思い出すのはそんな頃の記憶ばかりだ。

 『スマガ』に触れた時も感じたことだが、下倉バイオというのは問題意識のライターだと思われる。この文章はプロモーションに使われるのだろうからネタバレは避けるが、実は似たような問題意識を私も持ち、ゲーム作りに活かしたことがある。そんな体験があるからか、本作を終えた時、拉致された外国で奇跡的に日本人に出会ったかのような親近感を覚えた。よく見ればペンネームの感じも似ている。ということで無法集団ニトロプラスで私に最も近いライターは誰かと問われれば、断然下倉バイオということになるのだった。

 問題意識というのは、流行ジャンルである学園ラブコメを素直に作れないという一種の精神的な病だ。なぜ主人公は努力もせずにモテモテなのか、なぜ主人公と親友とヒロイン五人という様式美が強固に成立しているのか、いろいろとあるがそういった約束事に何か仕込まないと気が済まないのである。エンターテイメント作品なんだから独自性など求めず直球で作れないのか、と四次元殺法コンビのアスキーアートを引き合いに出して責め立てる輩がいるが、そんな難しいことを言われても困る。それは呼吸をするのと同じくらい、我々にとって自然のことだからだ。ビューティフルなことにニトロプラスではこの病気を治さなくても良い(治さない方が良い)。結果、2013年現在においてもこのようなゲームが世に出てくることができたわけだ。

 問題作の部類に入る。

 本作は様々な興味深い試みをしているが、その中には今の市場では禁忌とされているものも含まれる。ユーザーの反応は楽しみというより率直にこわい。今という時代によくやったものだと感心してしまった。いわば羊の皮をかぶった狼、好青年の仮面をつけたロリコンというわけだ。逮捕だ。

 こんなにも野心的な作品は、エロゲーを愛してきた人にこそ触れてもらいたい。週末は本作を遊んでメタメタに打ちのめされ、心身ともにリフレッシュだ。

田中ロミオ氏

小説家/シナリオライター
代表作「人類は衰退しました」(小学館 ガガガ文庫・刊)等

ぼくは思う。この作品は純然たる“ノンフィクション”なのではないかと……。世界にたったひとつしか存在しない【ぼくだけの】リアルな恋物語。

打越鋼太郎氏

ディレクター/シナリオライター
代表作『infinity』シリーズ(KID)等

純愛って聞こえはいいけど
一方的で理不尽なものよね

 徹夜でプレイしました……うぉお。このショックを雑誌の入稿作業に例えるなら、せっかくデータをすべて印刷所に入れたのに、製版の担当者が「読みたい記事がない」という理由で、全ページ白紙にされてしまった……に近いかも。
 そんな印刷所はありえないって? そう、そのくらい『君と彼女と彼女の恋。』は理不尽すぎる作品です。まさかそこまでは……という願望は脆くも砕かれます。キミは甘い! 練乳並みに甘すぎる!
「『沙耶の唄』? 怖くないじゃん」とか豪語する方にこそプレイしてほしいです。いやあ楽しみ。みんなで一緒にやるせない思いしようぜぇ〜。
 老婆心ながら忠告します。絶対に、絶対に徹夜で最後までプレイしないでください。次の日放心状態のあまり、まったく仕事にならぬでしょう。実話です。

サンデー社 パソコンパラダイス編集長
伊藤正巳氏

ふたりだけの想いが重なり合う純愛ほど美しいものはない。

でも周囲を巻き込んだとき、純愛ほど怖いものはない。この怖さは、プレイしたときの居心地の良さを優先してきた美少女ゲームでは、描かれることは少ない。でも嫉妬や片思いが恋愛を面白くすることもあると『君と彼女と彼女の恋。』は教えてくれる。もちろん痛みはある。でもゲームだからこそ、苦味の有る恋愛に感情を引きずられる感覚に浸ってみても良いのではないだろうか。

株式会社コアマガジン メガストア編集部

バイオさんのズバッと真ん中ストレート、直球勝負の消える魔球を感じました。

こんにちは、屋上浪漫倶楽部の深沢豊と申します。近年ではコンシュマー向けに『セカンドノベル』、一昔前にはアダルトゲーム向けに『書淫、或いは失われた夢の物語。』などを制作しました。
今回ご縁がありまして『ととの。』先行プレイに参画させて頂きました。

一通りゲームをコンプリートしまして、この作品はPC-98時代から一部で続いてきたEdgeな18禁アドベンチャーゲームの血筋を引き継ぐ作品だという感想を抱きました。エッチゲーだけにエッヂ……すみません。
オールド(エロ)ゲーマーはプレイしながら「この部分はあのゲームの文脈かな」と色々想像しながらプレイしてみるのも楽しいかもしれません。屋上で電波といえば『届いた』かな、とかとか。

昨今ちょっと元気がないと言いますか、いろいろやり尽くした感があると言われてしまうエロゲー(あえてこの表現を使います)ですが、まだまだやれること・表現は沢山あるのですよね。 と同時に、あそこまでぶっ飛んだナニなアレを商用作で許容してしまうニトロプラスさんはやっぱすごいなー、と。プレイ中は僕も思わず「いいぞ! もっとやれ!」と、人様には向けられないような顔でニヤついてしまいました。ある意味、ニトロプラスさんでしか為し得なかった快作・怪作ではないかと思います(ちなみに僕は書淫というゲームで怪作の評価を頂いたことがあります)。

また、ゲームシナリオライター的な感想を述べさせて頂きますと、この題材は逃げ道がない作品であるとも感じました。バイオさんのズバッと真ん中ストレート、直球勝負の消える魔球を感じました。本当にお疲れ様でした! と同時にプログラマとスクリプタの方も、よい仕事ありがとうございました!

……業界の末端を生きるおっさんの癖に色々偉そうですみません。ともあれ、制作者的にも非常に心強いというか、頼もしい一本であると感じました。
よい作品をありがとうございました。たいへん楽しくプレイしました!

深沢豊氏

シナリオライター(選択肢同好会)
代表作『書淫、或いは失われた夢の物語。』(Force)等

『君と彼女と彼女の恋。』というゲームは、まさにゲームであると思います。

ノベルではなく、ゲームなのですね。つまり、あなたが解こうとする意志を持って望まない限り、このソフトではあなたは結末に辿り着くことは出来ません。しかし、それがゲームというものの本来です。

このゲームは、プレイヤーに奉仕するゲームではない。プレイヤーに挑み掛かるゲームだと思うのです。ですから皆さんも、このゲームに対して相応の覚悟を持って挑まれるのが宜しいのではないでしょうか。最後の瞬間まで、目を背けずに前に進む勇気を持って、どうぞ前進を試みて下さい。

嵩夜あや氏

シナリオライター/小説家
代表作『処女はお姉さまに恋してる』(キャラメルBOX)等

僕は「○○が○○であること」に自覚的な表現や作品が大好きで、この「ゲームがゲームであること」に徹頭徹尾なまでに自覚的な『君と彼女と彼女の恋。』も大好きだ。

昔、たしか虚淵玄さんに話したことがあるのだけれど、僕はいわゆるギャルゲーの王道ともいうべき「多人数ヒロイン攻略」がちょっとばかり苦手だ。ちょっとナイーブな話になるけれど、たとえゲームと言えど、男が「選んだ」以上はその答えに責任を持つべき論の論者であることがその理由だ。

これは『銀と金』の銀さんのセリフだけど、「賢明な選択をしたあとでもう一方の破天荒な道はどうだったか……と覗く行為 これはいわば『運命』に対する冒涜でね」の「冒涜」感は選択肢を持ったあらゆるノベルゲーム的に共通する快楽の源泉であると思う。それは禁忌そのものだ。

下倉バイオさんのシナリオによるニトロプラスの最新作『君と彼女と彼女の恋。』は、『沙耶の唄』『ひぐらしのなく頃に』などのノベルゲーム界の異端の先行作品の思想を継承しつつ、「運命に対する冒涜」というノベルゲームの本質に新たに迫った「最新の傑作」であると僕は評価するし、されていくと思う。

というかぐったりきたよ……。6/28発売予定のニトロプラスさんの新作『君と彼女と彼女の恋。』は現実以上に現実だった。メディアがUSBメモリという大冒険ソフトなので、リピートがすぐにかかったとしても時間がかかると予想。ぐったりしたい人は今すぐ予約したほうがいいぜ!

しかし『君と彼女と彼女の恋。』の原画担当、津路参汰さんは今「ピンクの髪の女の子」を描かせたら当代一の絵描きなのではないだろうか。アオイたん……。

僕は「○○が○○であること」に自覚的な表現や作品が大好きで、この「ゲームがゲームであること」に徹頭徹尾なまでに自覚的な『君と彼女と彼女の恋。』も大好きだ。プレイできて本当によかった。ニトロプラスさん、素晴らしい作品をありがとうございます!

みんな! 発売日の6/28以降になったらネタバレ全開で熱く語り合おうぜ!

株式会社星海社 代表取締役副社長
太田克史氏

私達(こちら)彼女達(あちら)の狭間を超えて、また、あなた(わたし)は恋をする

桜井光氏

ライアーソフト所属シナリオライター
代表作「スチームパンク」シリーズ(ライアーソフト)等

様々な美少女ゲームをプレイしてきた人ほど驚愕する、美少女ゲームの枠を超えたエンターテイメント作品!

「究極の選択とはこういうことだったのか!」

 毎月、この作品の紹介記事を制作させていただく度に、広報資料に記されていた「究極の選択」の意味が気になってしょうがなかったのですが、最後までプレイしてやっと知る事ができました。これはまさに究極としか言いようがないですね。あまりの衝撃に、クリアして1日経った今でも余韻を引きずっています。

 序盤の部分だけでも、丁寧な心理描写に裏打ちされたテンポの良い会話と、胸がじーんとする幸せな友情ストーリーに、時間を忘れて夢中になって読み進めていたのですが、中盤以降は「こんな展開誰も予想できないぞ!?」という、驚きの連続! 何度背筋をゾクッとさせられたか……すごい美少女ゲームが生まれてしまったなと、ただただ感嘆するばかりでした。この作品は単なるヒロインを愛でるゲームではありません。ゲームをゲームとして純粋に楽しめる。そんな素晴らしい意欲作です。

 購入を迷っている人はぜひ予約して発売日にプレイする事をおすすめします! ネタばれは絶対見ずにプレイして、この衝撃をみんなで分かち合ってもらいたいですね。

アスキー・メディアワークス 電撃G'sマガジン編集部
まろみ氏

固定化した「美少女ゲーム」という枠組みに対する強烈なアンチテーゼを感じずにはいられない。

美少女ゲームにおいて大勢を占める「アドベンチャーゲーム」というシステムを単なる「インターフェース」ではなく「ゲーム」として作品にどのように活かしていくのかを常に考えているスマガチームだけに、今作でもまたあらたな試みを見せてくれた。……が、これまで以上に衝撃的なシステムだった。
さらに、作中におけるメタ視点的な展開も含め、固定化した「美少女ゲーム」という枠組みに対する強烈なアンチテーゼを感じずにはいられない。
非常に面白い試みではあるが、これが美少女ゲームユーザーに受け入れられるのかどうかは些か不安ではあるものの、ユーザーがどのような評価を下すのかが楽しみでもある。

株式会社マックス PUSH!!編集部
サスケ氏

おまえ達はそこまでやった。確かに凄い。だけど、僕達の『なつくもゆるる』だって凄い。やってやる、真っ向勝負だ、ファック!

『君と彼女と彼女の恋。』を先行プレイさせていただいたので、その感ファッキン想を書こうと思う。と、その前に『君と彼女と彼女の恋。』と同日に『すみっこソフト』から発売される『なつくもゆるる』のライターである自分の立居地を説明します。それが必要だと思うし、そういう感想を求められていると思うから。
 僕は幸運なライターだと思う。なぜなら、好き勝手に書け、ボケ! と『すみっこソフト』から正気で言われ、僕はそれを真に受けて本気で書いているからだ。勿論、それを実行する責任が双方にあるわけで、精神的にしんどい面もある。しかし、自由に書ける、というのは本当に最ファッキン高!
 ……だからって心の底から好き勝手に書いているわけがねーんです。これはダメだな、このアイディアはプレイヤーが引くな、ということも考える。つまり自分で線を引いてしまっている。
 これ以上、行くな、と。そこは、ダメだ。行っちゃいけない、と。
 で、だ。『君と彼女と彼女の恋。』である。ネタバレだから書けないけど、僕の引く線を軽やかに飛び越えていった作品だ。
 このアイディアを僕が思いついたとして、実際に書くか? となったら多分書かないと思う。信用できる人に4回くらい背中を押されても書かないと思う。なぜ書かないか? 理由は2つ。
 まず第1にファッキン危険だから。超面白いけど鋭すぎる! プレイヤーの心を打ち抜きすぎるんじゃねーか? と考えてしまうからだ。マジでこれをやったことを尊敬する。本当に偉いと思う。それでこそ男ッ! ニトロプラスはやっぱり男の会社だった! その姿勢には感動しかねーですよ。枠としても面白いし、物語としても面白い。こりゃ体験版を出さないわけですよ。中途半端にやっても魅力は全然伝わんねーもん。
 そして第2に、そこで勝負できないな、と僕は思うからだ。これまたネタバレになるから具体的には言えないのだけど結局、僕には枠から出る勇気はないんじゃないかと思う。いや、いつだって出て行く覚悟で闘ってますよ! リングを降りても最強を目指すよ、僕は! だけどその場所が好きなのだ。勘違いしないでもらいたいんだけど『君と彼女と彼女の恋。』が、そこを嫌っている、と僕は微塵も思ってないですよ。ただ、そこで満足か? という気迫が強すぎるだけなのだ。
 ……路上でも戦えるのか?
 リングとレフリーに守ってもらわないとファイトできないのか?
 という声を僕は『君と彼女と彼女の恋。』から聞いた(勝手に)。
 僕は全身を震わせ、肌を粟立てながら、歯を食いしばって、想っている。おまえ達はそこまでやった。確かに凄い。だけど、僕達の『なつくもゆるる』だって凄い。方向性は違うがおもしろさでは負けちゃいない。
 テメーとやりあえるような奇特なゲームは6月じゃ、ウチくらいだ。やってやる! 何をやってやるのかよくわからんが、とにかくやってやる! ファッキン真っ向勝負だ!

渡辺僚一氏

シナリオライター
半端マニアソフト所属
代表作 『なつくもゆるる』(すみっこソフト)等

今までエロゲーをやってきた人に衝撃を与えエロゲーへの愛を再認識させてくれる作品です。

逆に、初めてのエロゲーが『ととの。』だという人はその後のエロゲー人生どうなってしまうんだろう……と、無責任ですが個人的にはそちらも気になります(笑)。沢山の人と、熱く語り合いたい作品です。

春夏冬ゆう氏

イラストレーター・原画家
代表作『恋と選挙とチョコレート』(sprite)原画等

この先『ととの。』がアニメやコミック、ノベルになったとしても、「やっぱりゲームが一番だった」と感じるに違いない、そういう作品だと思います。

株式会社アスキー・メディアワークス 電撃HIME編集部
はっち〜氏

思いも寄らなかった!
ゲームをやって、
まさか、
こんな目に遭うなんて……。

なにせ、ニトロプラスさんの作品です。
ただの恋愛ゲームで終わるはずがありません。
僕は身構え、どんな展開がきても驚かないよう、心の準備を終えていました。

ところが、予想を上回る事態が待ち受けていました……。

鏡を覗いていたら、
鏡の向こう側からも覗き込まれていたのです。

『シナリオ構造に仕掛けを施す』という手法は、
僕自身の作品でも好んで用いてきましたが、
「おおっ、こう来たか!」
終盤、思わず唸ってしまいました。

常々自分に言い聞かせている課題があります。

ゲームという媒体で作るのだから、
ゲームでしか体験できない面白さがなければならない。

まさにこの作品は、ゲームでなければ成立しない作品です。
もっといえば、
18禁ゲームだからこそ、より説得力を増す作品だとさえ言えます。

三角関係。
修羅場。
愛憎劇。
ヤンデレ。

こういったキーワードに思わず反応してしまう、そこのアナタ。
本作は、そのご期待に必ず応えてくれます。

さらに、アナタの想像以上の領域にまで、連れ去ってしまうことでしょう。

『君と彼女と彼女の恋。』
——本作の本質は、
このタイトルの中に全て込められています。

プレイし終えて、今でも強く印象に残っているセリフがあります。

【私を思ってくれたからじゃなくて——分岐上の結末を、見るためだったの?】

くっそー!
選択肢を選んだり、ロードしてやりなおす行為に、
こんなにも罪悪感を覚えるゲームは初めてだよ!

最後に迫られる『二者択一、究極の選択』、
アナタもきっと真剣に悩む。

中澤工氏

有限会社レジスタ プロデューサー
代表作『Ever17 -the out of infinity-』(KID)、『ルートダブル -Before Crime * After Days-』(イエティ/レジスタ)等

ヒロインの存在が現実世界にまで“悔恨”を残しかねない、恐るべき純愛モノです

株式会社マガジン・マガジン BugBug編集部

ゲームのヒロインに恋をしたのは初めてです。

もう、ゲームじゃなく完全にリアルでした。それくらい、真剣に悩んで、悩んで、恋をしました。
ととのは純愛ゲームです! 完全に純愛ゲームです!

コテング氏

漫画家
掲載「COMIC失楽天」等

トップページに戻る
ページの先頭に戻る