絵にも描けない醜さの僕が、
ずっと俯いたまま学園生活を送る理由。
他人には絶対に言わない秘密。
僕は人の心が視える。
地方の名門校、私立樹望学園に通う種崎 捨は、絵にも描けないほど醜い外見が原因で、クラスでいじめられている。
捨は他人の心を「視る」ことができる特殊な能力「モジカ」を持っていたが、顔を上げるたび向けられる外見への誹謗中傷に耐えかね、能力を封印してずっと俯いたまま暮らしていた。
そんなある日、捨は密かに恋心を抱いていた同級生に、偽の告白をされる。
捨はついに、自分を追い詰めた学園に復讐を決意するのだった。
「シューゲイザーをお願いしたい」、断る理由はない。
オファーをもらったのは2017年初夏、僕は自身のバンドの新譜をリリースをしたばかり。
タイミング的にもちょうど良かった、すぐにまた新しい作品作りに取りかかれるだなんてとても幸せだと思った。
ゲーム音楽は僕には未知の世界、それも17曲!
怯みながらもバイオさんや制作の皆さんと話し合い一曲づつ積み上げて行った。
いただいたリクエストに添えるよう、作品の中で音楽が深い意味を持てるよう全力で書き進めた。
出揃った楽曲をマスタリングスタジオで聴いて、頑張って作って良かったと心から思った。
激しい曲もメロウな曲も全てこの作品のためのかけらです、心の赴く先へ寄り添うためのかけらです。
気に入ってもらえたら嬉しいです。
ハタユウスケ/cruyff in the bedroom